2017年8月9日水曜日

ファッション戦国時代

真面目にお仕事の話。

最近のファッション業界は、まさに戦国時代。

卸先、仕入先、ブランド、どこもいい話を聞きません。
しかし不景気な中でも調子がいい企業があるのも事実。
時代に取り残されないように、日々トレンドを追っかけて行く姿勢は変わりませんが
やはりどこもオリジナリティを追求しようとする姿勢は10年前から変わりません。

しかし、とはいえみんなサラリーマンで数字を追っかけないといけないのは
どこの業界も多分同じですよね。
それが嫌で筆者はフリーになったんですが。
(収入もだいぶ下がって厳しいですが...今の所生きてます。w)
経営陣や、幹部の人間が考え方を変えないと多分何も変わらないですよね。

ファッションだけにとどまらず、時代の流れがもの凄いスピードで動く中
やはり歳を取ってしまうと変に成功体験もあるのでなかなか変わられないのが事実。
断捨離と言う言葉がちょくちょく聞かれますが、そのくらい思い切らないとってところでしょうか。思い切って若くて先見の眼のある人間を抜擢するのがいいんでしょうけど
そういった人材もなかなかいないので難しいところですね。

先日、大手のバイヤーさんと商談しててなかなか面白い話になりました。


  1. 高くても良いものも売れるけど、以前ほどは多くなくなった。
  2. 安くて、トレンド性の高いものは数は売れるが率が利益率が低いし在庫が残るときつい。
  3. 中間の物が売れない。


これが今の現在の状況みたいですね。
1は、今売れてる人気のブランドとかどちらかと言うと、業界人が買ってそうなブランドが多いですね。
TEATORACOMOLI、などが今の代表的なブランドでしょうか。
あ、メンズの話ですみません...。
業界人は好きな人多いですし、個人的にも良いブランドだと思います。
こだわりも素晴らしいし。
ファッションに詳しい人なら知ってるブランドなんじゃないかと思います。
TEATORA
wallet pants、device coatは間違いなく名作です。

2は、いわゆる大量生産でコストを押さえるパターンですが、生産ロットが多いために
在庫が残ってしまう。利益率も低いので数を売らないといけない商品。
クオリティーは、最近はそこまでは悪くないので見た目からしたら安く感じそうです。

3は、セレクトショップのオリジナル商品。
国産のブランドが2万円くらいのデニムが、少し簡素化したり、生地の質を落としたりして1万円〜1万5千円くらいの商品。

1、2はよくある話ですね。
問題は3。セレクトショップ側からすれば3が一番利益率が高いわけです。
なので、母体が大きくなればなるほどここに力を入れるわけです。
いわゆる中途半端になりがちな商品になってしまう。
売れる物もありますが、売れるものはどこも一緒なんでどこも同じような商品になってしますわけです。そうすると市場に似たような物が溢れてワンシーズンでもう売れなくなる。某オンラインサイト見れば価格競争になりますよね。

現在は去年くらいから、90年代ファッションが熱い。
みんなここに注目しつつ、その次のトレンドを考えてる。
時代が変わる中で、トレンドも捉えつつ、オリジナリティを出していく。
至難の技です...。先ほども言いましたが母体が大きくなればおのずと関わる人間の数も
多くなり、同じ意識を共有するのがどれ程難しいか、です。

筆者は自分でブランドもやっているのでとても良く解ります。

個人的には、少しスモールにしても良いからそこの色を出した方が良いように思います。
それが出来ている所は数字も悪くないんです。

ドラゴンクエストに学べと言いたいですね。(笑)
ドラクエ11まだ途中ですが、名作ですね。
これほどまでにファンを大事にするんですから。
作り手の人たちがどれ程のドラクエ愛があるかがヒシヒシと伝わってきますね。
ドラクエ3にハマった人には是非この世界を経験して欲しいです。
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